いくつかの便秘解消法と健康法を紹介する。

お腹のガス抜きのツボ

背中の右側にある「志室」というところで、胃腸の機能を高めるツボです。このツボの刺激で一時的に逆流させ、腸内の圧力が低下し痛みを和らげます。そして腸の動きが活発になって、ぜん動運動が起こり、排便とガス出しを促します。

志室の探し方

腰の左右に手を当てたときに触れる大きな骨（腸骨）の上端の上８～１０ｃｍの上で。背中の中心から４～５ｃｍ右の外側ぐらいにあります。必ず同じ場所というよりは、押して気持ちのいいところを押します。志室を目安にその周辺を押すというのが正確な表現かも知れません。（上図を参照）

志室の押し方

うつ伏せ姿勢になり、押してもらう人に両手の親指の腹を右側の志室に当てもらいます。「１，２，３」とゆっくりと数えながら、徐々に力を入れて押してもらいます。

その後、背中を下から上方向にさすってもらい、また３秒くらい押してもらいます。この一連の動作をゲップが出るまで行います。

もし、自分ひとりでする場合は、市販の指圧器具やこぶしをツボに当てて、イスや壁にもたれて圧迫するなどしてください。

曲がりくねった腸からガスを出す方法

腸は曲がりくねっているため、階段の踊り場のようにくねっている場所にガスがたまりやすいです。そこで、うつ伏せ姿勢になりお腹を圧迫するような形で、左右のゴロゴロ転がることで、腸内のガスを移動させ、外に排出させるのです。

こうしてガスが抜けると、腸のぜん動運動が促進され、便秘解消につながります。このうつ伏せ姿勢になるのは、胃腸の動きが活発になる時間は、寝る前の１０分間が一番いいです。

うつ伏せ姿勢でのガス抜き法

１、たたみやフローリングの上で、５～１０分ほどうつ伏せに寝ます。おなかの下に枕や小さなゴムボールを入れると効果的です。
２．うつ伏せに寝たまま、ゴロゴロと左右に寝転がる動きを５回以上行います。転がるときは、肩から全身で転がります。

小腸の６点マッサージ

リンパの流れを良くする小腸６点マッサージです。ヘソの周囲は老廃物を運搬するリンパが密集しています。次の６点を重点的にもみます。短時間でお腹がすっきりします。

・仰向けに寝て、腰の下にクッションなどを置いて、軽く膝を立てる姿勢になります。
　（内臓の下垂を調整するための姿勢）

・ヘソから指３本分の所（写真①の位置）に指先を当て、ゆっくりと小さな円を描くように２０回押しもみします。 　その時、左右の手の人差し指・中指・薬指を重ねるようにして押します。

・同様に次の５点（いずれもヘソから指３本分の距離）写真②③④⑤⑥の位置を順番に小さな円を描くように２０回ずつ押しもみしていきます。 

硬く感じる箇所は再度、押しもみしましょう。