いくつかの便秘解消法と健康法を紹介する。

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薬の副作用による便秘になる場合とは。

 

 

 

 

高齢になると複数の慢性的な病気を併発し、多種類の治療薬を服用されている人がたくさんいます。

 

その薬の中に副作用で便秘を引き起こすものがあります。だからといって薬による副作用で便秘になったとしても、自分の判断で薬の服用を中止しないでください。

 

中止することで元の病気の治療に支障をきたすため、かかりつけのお医者さんに必ず相談しましょう。便秘についてもかかりつけのお医者さんに相談してください。

 

薬副作用で便秘になるの代表例

 

頻尿を治療するの薬(抗コリン作用薬)

 

神経伝達物質であるアセチルコリンの働きで、筋肉が収縮、尿を出そうとする。頻尿の薬のうちでも、抗コリン作用をもった薬剤は、アセチルコリンの働きを妨げて、膀胱の収縮を抑えて、尿をためようとします。この作用が結果的に副交感神経の働きが悪くなるため、便秘になってしまうのです

 

高血圧の薬(カルシウム拮抗剤)

 

カルシウム拮抗薬は、血管を構成する筋肉である平滑筋の中にあるカルシウムイオンの通り道をふさぐことで、平滑筋細胞の収縮を抑え、血管を広げて血圧を下げます。カルシウム拮抗剤が腸管の平滑筋に働きかけると、その活動が抑制され、便秘が起こることになります。

 

不眠症の薬(ベンゼンジアゼビン系薬剤)

 

安定剤や睡眠導入剤といわれる薬には、「ベンゼンジアゼビン系の薬剤」が使われています。この薬剤は、脳の中枢神経系の働きを抑制する脳内神経伝達物質のGABAの受容体に働きかけ、脳全体の神経活動をスローダウンさせます。それが眠気を誘います。ベンゼンジアゼビン系薬剤によって、脳内の神経活動が抑制されると、副交感神経の働きも抑制されるので、腸の動きも悪くなり、便秘を起こすことになります。

 

 

 

 

便秘の人が避けたい市売の風邪薬

 

便秘に悩む人は市販の風邪薬を用意に服用するのは考えなければなりません。市販の風邪薬は病院で処方される薬と違うのは、発熱・せき・鼻水などのあらゆる諸症状に作用する成分が含まれていることです。

 

その中で、せき止め効果のあるリン酸コデインリン酸ジヒドロデインと抗ヒスタミン系成分のクロルフェニラミンマレイン酸などが、消化器官の働きを鈍化する副作用があります。だから、市販の風邪薬で腸の働きが抑制され、便秘を悪化するおそれがあります。

 

便秘症の人は風邪薬を使用するときは、せき止め作用のある成分を含む薬を避けて選ぶのがよいでしょう。わからなければ、かかりつけのお医者さんに相談して、風邪薬を処方してもらいましょう。

 

 

 

 

 

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