いくつかの便秘解消法と健康法を紹介する。

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チョコレートで便秘解消効果できる?

 

日本では、チョコレートを年間1人あたり約1.8kgも食べています。 チョコレートというとおいしいけど太ってしまうというイメージがあります。

しかし、最近はチョコレートを使った便秘解消やダイエットなどの健康 効果があると言われています。

 

 

チョコレートの便秘解消効果

 

 

チョコレートはカカオ豆からつくられます。カカオ豆には、脂肪分であるカカオバターカカオ ポリフェノールテオブロミン食物繊維分カカオプロテインなどが含まれています。

 

カカオプロテインはカカオポリフェノールと同じく、チョコレートのカカオに含まれるたんぱく質の 一種です。カカオプロテインは消化されにくい性質(消化難化性)があります。

 

消化されにくいカカオプロテインは、小腸で消化吸収されず、そのまま大腸にいきます。
大腸では、便のかさを増やす効果があります。また、カカオプロテインは、腸内細菌のエサになって、腸内細菌を元気にします。

チョコレートには腸を活性化させて便秘解消する効果があります。

 

 

さらにチョコレートに含まれるテオブロミンは、カフェインと似た作用をもちます。 カフェインと同様で覚醒作用があります。このテオブロミンには胃液の分泌を 促進する働きもあるのです。

 

そのためにチョコレートを食べることによって消化が 促進されて、便通が良くなるわけです。

 

カカオ豆には食物繊維を豊富に含んでおり、この食物繊維が腸の中を掃除してくれます。
これにより腸が元気になり、便秘解消に役立ってくれます。

 

チョコレートのカカオ以外に、味を良くするためにミルクをいれる場合があります。
いわゆるミルクチョコレートです。

 

ミルクにはもともと腸内の動きを活発にする働きがあり、そのミルクをたくさん使っている ミルクチョコレ―トを食べると、カカオとミルクの効果で便通が良くなります。

 

ただし、砂糖をたくさん入ったチョコレートは、かえって便秘になりやすくなるので気を
つけましょう。カカオ70%以上のチョコレートで砂糖が入っていないチョコレートが、ダイエット効果があると考えられます。

 

 

 

チョコレートのダイエット効果

 

チョコレートは脂肪分も多く、砂糖が添加されているので、カロリーは高いです。普通に食べる とカロリーオーバーで太ることになります。

 

カカオに含まれるカカオポリフェノールは、脂肪やタンパク質をどうしを集めてくっつける(収れんさせる)はたらきがあります。

そのため、食事の前にとると、食物中の脂肪どうしが結合し、また、小腸の粘膜も収れんするので、脂肪の消化と吸収を抑えられることになります。

 

先ほど、出てきたテオブロミンは、脳を興奮させて、食欲を抑える効果があります。
また、チョコレートに含まれる糖分も血糖値を上げるため、視床下部の満腹中枢が刺激され食欲を抑えることになります。

 

 

具体的にはカカオ100%のビターチョコを5g~10gを食前に食べれば、ダイエット効果が期待できます。

 

 

チョコレートで脳の活性化

 

 

テオブロミンがは大脳新皮質などを刺激するため、集中力が上がり、疲労で落ちた記憶力が元に 戻るなどの効果があります。また、脳幹を刺激して心拍数を上げたり、血管を拡張したりする 効果があります。

 

しかし、この効果を得るためには、ビターチョコを50g(板チョコ1枚分)を食べる必要があります。

 

チョコレートで病気の予防

 

カカオポリフェノールが体の老化(酸化)させる活性酸素を取り除く効果があります。
この効果がガンや動脈硬化を予防に役立つと期待されています。

 

 

 

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