いくつかの便秘解消法と健康法を紹介する。

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便秘症の冷え対策

 

周りの人を見ると便秘の人は冷え症の人が多いです。 体の冷えによって、胃腸が冷え正常な腸の働きができずに、便秘になるのです。冷え性を治すことで便秘を解消しましょう。

 

肥満の人は皮下脂肪が多いから冷えにくいじゃないかと思いますが、 体温の熱を発生するのは脂肪ではなく、筋肉なのです。筋肉の多い少ないことが、冷え症と関係しているのです。

肥満の人でも、筋肉量が少なければ、冷え症になることがあります。

 

冷え症とは

 

冷え症の原因は、体の中で、熱をうまく作り出せないことと作った熱がうまく体にいきわたらないことです。 熱源になる栄養が不足すれば、体は当然冷えていきます。極端に食事量を減らすダイエットは冷え症を助長することになります。食事はしっかりとって熱源を確保しなければなりません。

 

また、熱を生み出すのに欠かせないのは筋肉です。1日の熱生産量の約6割が筋肉から発生しています。後の4割は肝臓をはじめとする内蔵の働きからの熱になります。筋肉を使って熱を発生させることが、体温を上げることになります。

 

筋肉にはたくさんの血管が通っているので、血液がたくさん流れることで、熱が生まれてきます。 一般に、女性は男性に比べて1割ほど筋肉量が少ない。これが冷え症が女性に多い理由の一つです。

 

脂肪はというと血管が少なく 熱を生み出すことはほぼないですが、断熱材的な働きががあります。だから、脂肪が少なければ体内の熱は逃げやすく、 冷えやすくなります。

 

運動をすることによって、筋肉から熱をつくり、体温を上げることができるのです。熱の運び役は血液です。血行障害があると、冷え症の大きな原因となります。熱の運ぶ血液の血流調整を行うは自律神経です。

 

 

人の体の深部は、約37℃に保たれています。外気温に対して、体深部の温度を一定に保つ仕事をするのは 自律神経です。自律神経は交感神経と副交感神経が臓器や分泌腺にお互いに張り合うようにはたらいて、体温調整を行います。

 

 

たとえば、寒いときは交感神経が抹消の血管を収縮させ、体の深部の熱を逃がさないようにしています。 手足を冷やしても深部を冷えから守ります。一方、あたたかいところにもどれば、副交感神経が優位になり、血管を 拡大させて、熱を全身にめぐるようにしています。

 

 

一般的に見られる抹端型の冷え症は、暖かい場所でも交感神経が 優位で手足の冷えがもとに戻らないことでなっています。また、かくれ冷え症は寒い場所でも副交感神経が優位でどんどん 放熱することから起こります。熱を感じやすい手足が比較的あたたかいため、冷えに気がつきにくいのです。

 

 

多くの冷え症は体温の調整機能がうまくいかず、手足が冷えてしまう。 自律神経のバランスを整えるのが冷え症を治すポイントになります。

 

 

便秘の人の冷え症対策

 

 

食事をとる

 

食事でからだを温めることが基本です。栄養のバランスを考えて、しっかりした食事をとることです。食事はカロリーが0でなければなんでも熱源になります。特に冷えに効果があるのは、ショウガ、トウガラシ、ネギ、ニンニクなど薬味になる食材です。これらの辛味成分が細胞内外をつなぐイオンが細胞内に流入することで神経細胞が興奮して刺激が伝わります。そして、血行を促進し、体を温める効果があります。胃腸の弱い人はショウガ湯が効果的です。

 

 

運動をする。

 

1日最低1時間以上はウォーキングなどして運動をすることです。歩くスピードを変えながら歩くのがポイントです。

 

室内で運動するなら、ミニトランポリンが有効です。ミニトランポリンの運動量は、5分間跳ぶと、ジョギングだと約1キロ相当の運動量になると言われています。

 

マットのショック吸収により通常のランニングより68%も効果的であるとされています。 上下運動による免疫力の強化、血流の促進、骨格の矯正などの効果があります。

 

全身が活性化してトランポリンから伝えられる振動が体の筋肉の隅々まで伝わるため、筋肉は偏りなく鍛えあげられていきます。ミニトランポリンは3000円くらいから売っています。

 

 

自律神経の強化(深呼吸をする)

 

自律神経は呼吸の仕方によってコントロールできます。 呼吸をすることで肺の胸腔という場所の内圧が上がったり下がったりすることで、血流を調整しています。

 

胸腔には圧力をキャッチする受容体があり、これが静脈の血液量をコントロールしています。 すなわち、呼吸量が少ないと交感神経が働いて血管が収縮します。呼吸量が多いときと副交感神経が刺激され、血管が拡張します。

 

ゆっくりと深呼吸するだけで、体温が上がることになります。

 

 

 

 

 

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