魚介類に多く含まれるタウリンは、肝臓の機能を高めてアルコールの代謝をよくする働き、コレステロールの値を低下させたり、疲労回復、血圧降下、目の健康維持する効果があります。
また、抗酸化ストレス作用もあり、胃の細胞の老化を抑え、細胞の寿命を延ばす効果もありますタウリンは熱に弱く、加熱すると3~5割が損なわれるので、食中毒に気をつけながら、生食しましょう。
タウリンが多く含む食品
ホタテ、タコ、イカ、カキ、あさり、マグロなど
わかめやもずくなど、海藻独特のぬめり成分がフコダインです。胃の粘膜の代わりに保護したり、胃壁を修復したりします。また、ピロリ菌を吸い付けて、腸の方に押し流す作用もあります。熱に強いのでお吸い物に入れても効果は落ちません。特に酢といっしょに食べると腸への吸収が良くなります。
フコダインを多く含む食品
めかぶ、ひじき、昆布、もずく、わかめ
キャベツから発見された成分です。キャベツ、トマトなどに含まれています。天然に胃薬と言われるほど、胃に効果がある成分があります。胃酸の過剰分泌を抑え、弱った胃の粘膜を修復する作用があります。熱に弱く、水に溶ける性質ですが、冷やすと効果は増加します。
ビタミンUを多く含む食品
レタス、ブロッコリー(茎を除く)、キャベツ、トマト
睡眠ホルモンのメラトニンは胃腸にも良い作用をもたらします。メラトニンは脳の松果体という所から分泌されるホルモンで、体内時計を調整する働きと、自然な睡眠に誘導する作用があります。
夜にメラトニンが分泌されると、自律神経の副交感神経が優位になり、体温、血圧、脈拍などが低下して、眠気をもよおし、自然な眠りにつくことができます。
メラトニンは体内時計と連動して昼間はほとんど分泌されず、夕方から夜にかけて多く分泌します。
メラトニンは働きはそれだけでなく胃腸の症状を良くする働きもします。下痢や腹痛で悩む人にメラトニンを2週間飲んでもらったところ、腹痛や腹部膨満感などの不快症状が改善したという結果があります。
規則正しい生活が健康な体を作ります。自律神経を整えるには、睡眠と食事にあります。心も体も良好にするには、少なくとも、起床・就寝時間と食事時間を決まった時間にしましょう。
睡眠時間が7時間ぐらいの人は、9時間以上ねている人や、5時間以下の人に比べて、寿命が長いというデータがあります。睡眠時間が足りなければ、疲れがとれず、長過ぎるとその日の夜の寝つきが悪くなります。一定の時刻に寝て起きる7時間睡眠を行いましょう。それに伴って胃腸も元気になってきます。
スマートフォンやパソコン、タブレットなどから放射されるブルーライトは、夜に見ると、睡眠を導く役目をするメラトニンの分泌を抑制され、寝つきが悪くなり、睡眠自体が浅くなったりします。
このような状態が続くと、胃腸障害にもつながります。少なくとも就寝1時間前にはシャットダウンし、ブルーライトを避けましょう。
ブルーライトは、人の目で見えることのできる光(可視光線)の中で最も波長が短い光のこといです。ブルーライトの波長は380~500ナノメートルでぎりぎり目に見えますが、紫外線に次ぐエネルギーをもっています。真夏に日焼けをもたらす紫外線に近い非常に危険な光線がブルーライトののです。
また、メラトニンは明かりがあると、十分に分泌されません。寝室は真っ暗して寝るのがベストです。環境によって非常灯がついていたりする時は、タオルを目にかけるのも良いでしょう。
朝、太陽光が目に入ると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌は止まり、その15時間後に再び分泌されるようになります。朝起きると太陽光を目に入れて、メラトニンのスイッチをセットしましょう。また、太陽光には、心を明るく幸せにするホルモン、セロトニンの分泌を促します。
口角を上げるだけで幸せホルモンが分泌されます。体のパーツが脳の働きを決めているのではないかと考えられています。つまり、脳が悲しいと感じたからなくのではなく、泣くから悲しいのです。
表情筋を動かすことで脳を操作しているのです。口角を上げて笑顔をつくるだけで、脳からは幸せホルモンのセレトニンが分泌されることが、脳の機能検査でわかっています。
ほんの少しだけ微笑むだでも良くて、口角を上げるだけで副交感神経が活発になります。副交感神経を活性化することは、体を守っているリンパ球の活性が上がり、免疫力があがります。
無理に笑顔をつくるだけで、十分にリラックスできるのですから、嫌なことがあってもネガティブにならずに、まずは口角をあげて見てください。
笑顔をつくることで、自律神経のバランスを整えることになり、それに伴って胃腸を元気にすることができるのです。
毎日の軽い運動は自律神経を整えて、ひいては胃腸の調子を整えることになります。自律神経のバランスを整えるためには、激しく動くことより、ゆっくり動くことの方が大事になります。ゆっくりを意識して運動しましょう。
背支持を伸ばし、胸を張り、ゆっくりと歩きましょう。背筋を伸ばすことで、気道が開き酸素を肺に取り込みやすくなります。無理に力んで姿勢をよくしようとすると逆効果なので、気道を確保するということを意識してください。
椅子につかまって立っていいので、スクワット運動してください。そのとき、ひざをしっかり曲げてください。太ももにある大腿四頭筋を鍛えてください。
1セット10回 一日3セットくらいです。
筋肉が伸び縮むとき、「スパーク」というタンパク質がでます。スパークには、大腸がんを予防する効果があります。激しい筋トレではなく、このような軽い筋トレの方が胃腸にとっても良いのです。
同じカテゴリー「便秘解消法(体の内側編)」の一覧
胃腸を強くする食べ物を食べる。 タウリンを含む食物を食べる。 魚介類に多く含まれるタウリンは、肝臓の機能を高めてアルコールの代謝をよくする働き、コレステロールの値を低下させたり、疲労回復 […]
あのRIZAPが美容と健康にかかせない腸内環境を整えるサプリメントを開発しました。 ダイエット中は、食事制限などの影響で便秘になりがちです。そのためお通じを良くすることが大 […]
バナナは食物繊維やビタミン・ミネラルといった栄養素が豊富に含まれています。ほかにも、レジスタントスターチ、フラクトオリゴ、マグネシウムなど便秘解消に良い成分も […]
過敏性腸症候群(IBS)とは、主に精神的な緊張・不安・ストレスが原因で、下痢、便秘といった便通異常や 腹部膨満・腹痛・ガスなどの症状が繰り返し起こる病気をいいます。腸を検査 […]
コーヒーには、コーヒーオリゴ糖という独自のオリゴ糖があります。コーヒーオリゴ糖は腸内にある善玉菌であるビフィズス菌の栄養になります。 コーヒーオリゴ糖の特徴は、善玉菌の栄養 […]
人気記事ランキング
整腸・便秘に効果を発揮する様々な乳酸菌 LB81乳酸菌 ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株の組み合わせています。便秘・肌荒れの改善効果の他、腸 […]
お腹のガス抜きのツボ この記事の目次 お腹のガス抜きのツボ志室の探し方志室の押し方曲がりくねった腸からガスを出す方法小腸の6点マッサージ &nb […]
小腸は胃の下にぶら下がった状態で体の中に固定されていません。適度の運動で刺激を受けるので、そこで停滞することはあまりないのです。 しかし、大腸は小腸と違って体に固定されてい […]
しつこい便秘も、同じように見えて原因によって種類が異なります。その中で弛緩性便秘は、腸のぜん動運動が弱くて起こる便秘です。この便秘は直腸まで便を運べないので、便意をもよおす […]
生体電流を調整する この記事の目次 生体電流を調整する硬貨を貼るツボはどこ?10円玉の貼るツボ 大巨1円玉の貼るツボ 人の体には微弱な生体電流が流れています […]
腸内ガス 腸内ガスを作るのは、大腸にいる腸内細菌です。食物が大腸に入ると腸内細菌が分解します。大腸の前半部分の上行結腸のあたりでは善玉菌が多く、炭水化物などを分解してガスを […]
トイレに行ってもう少しで出そうなんだけどいうときは、耳や手のひらのツボ押しをしてはどうでしょうか。ツボを押すと排便をしやすくなることでしょう。 ツボは力を入れて長時間押せば良いというもの […]
食物繊維の摂取は便秘予防に有効です。しかし、すでに便秘になっている人にとっては、たくさん食物繊維を摂取することが、 かえって便秘を悪化くせているケースがあります。 &nbs […]
過敏性腸症候群(IBS)とは、主に精神的な緊張・不安・ストレスが原因で、下痢、便秘といった便通異常や 腹部膨満・腹痛・ガスなどの症状が繰り返し起こる病気をいいます。腸を検査 […]
ひとつは梅干しを使った便通法です。梅は昔から解毒作用に優れた食品です。梅湯は梅干しを使った解毒法です。梅湯飲みは自然に下剤のような役割を果たし、薬に頼らず野菜の力だけで腸の […]
生野菜やサラダに含まれる食物繊維っていったい何か。 この記事の目次 生野菜やサラダに含まれる食物繊維っていったい何か。2種類の食物繊維は腸に対しての効果が違い。生野菜やサラダで便秘が解消 […]
記事ランキング