いくつかの便秘解消法と健康法を紹介する。

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マグネシウムと便秘

マグネシウムは腸の健康に影響を与えるミネラルの一種です。マグネシウムには腸管の動きをよくする作用の他、腸の粘膜を守ったり、神経の働きを円滑にしたりします。まさに腸ストレスを取り除く効果があります。

 

 

体全体としては、代謝過程で大きな関係があります。「体温や血圧を調節する」「筋肉の緊張を緩める」「細胞エネルギーの蓄積・消費を助ける」など、生命活動を維持する酵素として300以上の働きが あり体に不可欠なミネラルです。

 

 

 

一方、甘いものの食べ過ぎや発汗、ストレスなどで消費されてしまいます。マグネシウムが不足すると、便秘だけでなく、スポーツ時のけがや肉離れなどを起こしやすくなるなど様々な弊害がでてきます。1日当たり男性は340mg、女性は270mgが必要で、男女とも平均の摂取量はこれを下回っています。

 

 

酸化マグネシウム製剤

 

 

明治時代には酸化マグネシウムは胃薬として利用されていましたが、1回に1000mg以上服用すると便が柔らかくなる ことから、以降、軟便剤(下剤)として使われています。

 

 

 

酸化マグネシウムは腸管に入ると、ほぼ半分くらいは吸収されずに残ります。大腸は水分を吸収する役目をしますが、 残留したマグネシウムは大腸に水分を吸収されるのを妨げて、(マグネシウムが腸内の浸透圧を高めることで、腸内から水分を吸収されにくくします。)

 

 

腸の水分はふだんより多くなり、便がやわらかくなるしくみです。酸化マグネシウム製剤は、腸を刺激しないので、お腹が痛くならないで、便通をよくする効果があります。

 

 

酸化マグネシウムは、腎障害があると、腎臓でのマグネシウムの排泄があまりできないこともあって、血中のマグネシウム 濃度が上がることがあります。 長期に大量を飲み続けている場合、年に2回ぐらい血清マグネシウム濃度、血中クレアチニン値(腎機能)を を測定する必要があります。

 

 

マグネシウムを食事から摂取する

 

 

マグネシウムをミネラルウォーターにがり水からとるのは悪くないですが、基本は食事から取りましょう。 特ににがりは塩分が多いので高血圧のリスクを高めるので大量に飲むのは注意しましょう.

 

便秘のためだけでなく、全身の健康のため、朝、昼、夜と食事でマグネシウムを積極的に摂取してください。

 

 


マグネシウムを多く含む食材は以下です。(食品100gあたりの含有量)

 

 

 ひじき(干)620mg 焼きのり  300mg きな粉   240mg 塩コンブ 190mg

わかめ(生)110mg 玄米    110mg 落花生   100mg あさり(生)100mg

納豆    100mg カキ(貝)  74mg カツオ    42mg ホウレンソウ 40mg

干し柿    26mg さつまいも  25mg バナナ    32mg

 

 

これらを1日最低、1品目を食べるようにしましょう。

 

 

 

 

 

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