大豆を食べると体内でエクオールというものができ、このエクオールが乳がんや前立腺がんなどがんの発症を抑えることが知られています。
大豆に含まれる大豆イソフラボンには、ゲステイン、ダイセイン、グリシテインの3種類があり、このうちダイセインが腸内細菌によってエクオールに変わります。
アシアのの多くの人はこの腸内細菌をもっていますが、欧米人の人はほとんど持っている人がいません。日本人の場合50%の人が持っています。その日本人も年齢によって差があります。
50代の人は半数以上の人が持っていますが、30代でかなり減っています。若い世代ほど、エクオールをつくる腸内細菌が少ないということです。このエクオールを持てるのは、イソフラボンと相性の良い腸内細菌をもった人だけということです。
また、最近の研究でこの腸内細菌を特定することができました。名前はNATTS菌です。発見者名のイニシャルを並べて名づけ「ナッツ菌」と読みます。スラキア属と呼ばれる細菌の一種です。その人がNATTS菌をもつかどうかを簡単に調べられるようになりました。そのチェック法をソイチェクといいます。
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エクオールは乳がんのリスクを下げるということで期待されています。女性ホルモンのエストロゲンはがん細胞膜にあるレセプターと容易に結びついて、がん細胞を増殖させます。一方、エクオールが女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているので、がん細胞膜のレセプターを奪い合いをします。
奪い合いに勝ったエクオールはエストロゲンよりもがん細胞への活性が弱いので、結果的にがん増殖を抑えることになるのです。また、前立腺がんの発生に関わる男性ホルモンにもエクオールが影響を与え、がんの発症リスクを抑えることがわかっています。
エクオールを生成するために、NATTS菌(ナッツ菌)を体内にいれれば良さそうですが、NATTS菌(ナッツ菌)は、腸に住みつかせるのがとても難しいことや安全性の点でまだ研究の段階で確認されていないことで、今のところはサプリとして実現化するは難しいのです。
NATTS菌をもっていてエクオールを作れる人は豆腐を半丁ほど食べれば、がんの予防が期待できます。NATTS菌をもっていなくて、エクオールを作れない人でも、イソフラボンに含有しているゲニステインによって、がん予防は期待できます。だから、豆腐や納豆などを積極的に食べることです。大豆製品を摂取することでエクオールが住みつきやすくなります。食物繊維をしっか摂るなどして腸内環境を整えたうえで、大豆や大豆製品を毎日食べることが重要です。
エクオールを作れな人は、ビフィズス菌を摂りましょう。ビフィズス菌BB536はダイゼインをエクオールにつくりかえるできるという研究発表があります。
ビフィズス菌BB536というのは、1960年代の日本人の腸から採取した腸内細菌です。このころの日本人はまだ伝統的な和食を食べていて、今よりも大豆を食べる食生活をしていました。このごろは多くの日本人がエクオールをつくることができ、そのときのBB536ということになります。
体内でエクオールを生成するためには、腸内にNATTS菌(ナッツ菌)に替わるエクオール産生できる菌がなければ生成できません。そこでノムダスは生きているエクオール産生菌であるビフィズス菌BB536を配合しました。
ノムダスのビフィズス菌BB536をノムダスに配合されている乳酸菌EC-12と菊芋に含まれるフラクトオリゴ糖を使って増殖します。だから、NATTS菌(ナッツ菌)を持っていない人でも、このノムダスによって、自然素材の力でエクオールを生成することがが可能になります。
さらに、和漢植物と1兆1000億の乳酸菌を配合しています。また、ノムダスに配合されている黒大豆から糖を分離した大豆を使用することで、より吸収しやすくエクオールをつくります。こうすることで産生菌であるビフィズス菌BB536とも結合しやすくなります。一般的な大豆イソフラボンに比べても300%の吸収率があります。
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