キャベツがどうして腸の健康や便秘にいいかというと、キャベツには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているからです。
水溶性食物繊維は糖分の吸収を穏やかにして血糖値の急激な上昇を抑えて、コレステロールなど腸内の不要物を吸着して体外に排出します。また、腸内細菌のエサとして、善玉菌などを元気にしてくれます。
不溶性食物繊維は水分を吸収して大きく膨らみ、腸内の不要物をからめ取りながら大便のかさを増やしてくれます。 腸を刺激する作用も強くて、ぜん動運動を活発にして排便を促してくれます。
キャベツはこの2つの食物繊維が理想的なバランスになっているので、便秘解消に効果があります。
キャベツには胃腸の粘膜を健康に保つビタミンUという栄養素が含まれています。ビタミンUとは胃腸の粘膜の保護や修復に働き、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防ぐ働きがあります。
胃腸の環境を整え排便を促してくれる成分としてキャベツの食物繊維とビタミンUが大きな役割を果たします。
生キャベツ100gで23キロカロリーほどですので、他の野菜よりもカロリーが低い野菜といえます。食べ過ぎても心配はないです。
キャベツは、ビタミンCやイソチオシアネートなどの強い抗酸化物質をもっています。抗酸化物質とは、活性酸素を結びついてその毒性を消してしまう物質のことです。
ビタミンCはメラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促しすので、若返りや美容効果があります。他にも疲労回復効果のある他の栄養素の吸収力を強化させることから疲労回復にも役立つと言われています。ビタミンCの目標摂取量は1日50mgといわれている中、キャベツ100g中44mgもビタミンCが含まれています。
イソチオシアネートはアブラナ科の植物に含まれている辛み成分です。がん抑制の効果があり、発がん物質の解毒を促進する作用もあります。
酢キャベツとして食べると効果的
キャベツを千切りにして、塩でもみ酢につけるだけです。作ってすぐ食べることができますが、半日以上おくと、酢とキャベツがなじんで、より食べやすくなります。 長時間漬け込めば、発酵して乳酸菌が増えてくるので、腸内環境の改善になります。
最初の2週間は1日1回、続けて食べてください。2週間たつと腸内環境が変わっていることが実感できると思います。 一度にたくさん食べるよりは、こまめに少量づつ毎日食べることが大事です。
食べるタイミングは食前がベストです。食前に酢キャベツをよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、過食を防ぐことができます。
準備するもの
キャベツ大を半分 酢200ml 塩小さじ2杯 ジッパーつきの保存袋1枚 保存容器
作り方の手順
・キャベツを洗い、千切りにします。
・キャベツと塩をジッパーつきの保存袋に入れ、しんなりするまで軽くもみます。
・酢を注ぎます。 お好みで粒マスタードをいれてもおいしく食べれます。
・袋のジッパーを閉じて、軽くもみます。
・保存容器に移す。半日はど漬け込んだら、おいしくなっています。
酢は腸内の悪玉菌の過剰繁殖を防ぐ働きがあります。 酢の主成分は酢酸とアミノ酸です。
酢酸には3つの効果があります。
・高血圧予防です。酢酸には、血管を広げて血液の流れをよくする働きがあります。血流が良くなれば、高血圧も予防できます。
・肝臓の酵素活性化です。肝臓の酵素の働きを良くし、脂肪吸収を抑ええ、内臓脂肪の燃焼を促進します。要するにダイエット効果があります。
・整腸作用です。酢酸は腸のぜん動運動を促進し、便秘に効果を発揮します。ぜん動運動が活性化すれば、大便が長く腸内にとどまることはありません。
人の体の約20%はタンパク質でできています。(役60%は水分です。)
アミノ酸はタンパク質を構成する最小成分であり、人体を構成する細胞の材料です。
アミノ酸がバランスよく供給されているからだは、丈夫な細胞が再生されます。
酢はアミノ酸のバランスがとれている優れた食品でもあります。
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